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つみぐさ 令和7年12月号

目次

 1.漢字の義 44 さんずい偏 ・・・・・・ 紹介者 わこさん
 2.暮らしミニ情報  「温泉」でやさしくととのえる…なぜ体にいい? サウナとどう違う? ・・・・・・ 記事紹介者 大滝 龍
 3.正月箱根駅伝を楽しもう ・・・・・・ 記事紹介者 かず
 4.健康道場 64 師走の京都は大賑わい! ・・・・・・ 紹介者 わこさん
 5.初冬の日帰り 浄瑠璃寺から岩船寺 ・・・・・・ 今茨木童子
 6.大阪に関連すること いろいろ12  大阪が舞台の小説
 7.編集後記


「つみぐさ」は、3月、6月、9月、12月(1日発行)の点字広報(無料)です。
郵送でお届けします。
ご希望の方は、視覚障がい者支援センター 点字印刷室(06-6973-3553)までお問合せください。

5.初冬の日帰り 浄瑠璃寺から岩船寺
                        今茨木童子

近鉄電車でまずは奈良へ。奈良交通の定期バスで浄瑠璃寺へ。ここは京都府です。バス停から直ぐの浄瑠璃寺は国宝で、ご本尊にも国宝、重要文化財がたくさん。寺は9体のご本尊が並んでいて、このご本尊をいつでも拝観できることで知られています。私達も拝観しました。庭や庭園の大きな池を眺めゆっくりとした時間を過ごしました。お寺を後にして、ハイキングコースにもなっている細い山道を登って行くこと1時間。岩船寺に到着しました。この山道は私が生まれ育った所とよく似ていて、懐かしい古里の気分も味わえる道でした。岩船寺は、三重塔、十三重石塔、五輪塔が有名なお寺です。こちらもゆっくり拝観しました。引き返して、浄瑠璃寺のバス停留所から再び奈良市へ帰ります。このバス停のそばには近くの農家の人が育てた野菜や柿などを並べてある、無人のスタンドがありました。秋から冬に入るころのよい天気で柔らかい午後の陽差しを浴びて心地よいお出かけとなりました。若かりし頃の思い出の一コマです。その時の同伴者は今も私のそばにいます。あれからもう50数年が過ぎました。これからも冬に向かう頃の優しく暖かい陽ざしのような日々が過ごせたらいいなと思っています。
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