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月刊府視協 第654号


2025年3月15日発行(毎月15日発行)
振替口座 00950-4-61158

目次

1.今年度府視協が行った各種要望等の取組みについて
府視協事務局から
2.月刊府視協テープ版廃止について
3.府視協行事予定について
各部局から
4.移動支援局より あなたのその一言、その行動が、ガイドヘルパーの意欲を下げる!!
5.料理教室のお知らせ
6.女性交流会のお知らせ
7.第33回グラウンド・ゴルフ大会について
8.三療特別研修会報告
9.オセロ大会・囲碁大会結果
10.購買コーナー
11.購買コーナーのご利用(来館してのご購入)について
府視協ミニ情報
12.ご寄附
13.2月の府視協会務日誌
掲示板
14.身体障がい者補助犬使用者の募集
15.大阪北視覚支援学校・大阪南視覚支援学校について
16.第9回視覚障害女性の相談会のお知らせ
17.ファインプラザ大阪 第11回サウンドテーブルテニス大会結果
18.テレビの副音声解説付き番組の紹介
19.コマーシャル





1.今年度府視協が行った各種要望等の取組みについて


 令和6年度(2024年度)も残りわずかとなりました。
 今回は、今年度、府視協が行ってきた夏の陳情以外の要望等取組みについてご報告します。
 前月号ではNHKへの緊急放送に係る要望を復活させたことを紹介しましたが、府視協は他にも要望等の取組みを行っています。
 8月の陳情における要望の質疑から実現した取組みとして、まず、昨年8月29日に電動キックボードの安全啓発講習の場に移動支援局中井局長が招かれ、視覚障害当事者からの意見を広く知らせることができました。
 同様に陳情での質疑から実現した取組みとして、昨年11月5日に視覚障害者の職業課題について府の関係部局(福祉部、商工労働部)との意見交換の場をもつことができました。従前より府視協は、大阪府に対し就業をめぐる種々の困難について訴え続けてきましたが、今回の担当も交えた意見交換の場は、このことが社会構造や国全体の制度、当事者個々に障害に起因する困難が異なるなど、根源的解決策が見出し難い複雑な問題であることを改めて共有する貴重な機会となりました。来年度以降も同様の取組みを行い、当事者の実情を伝えていきたいと考えています。
 多くの声が寄せられている大阪・関西万博のチケット購入については、12月18日付けで公益社団法人2025年日本国際博覧会協会に要望書を提出し、WEBによる手続きに偏重している現状の改善を求めています。開幕直前の昨今、やっと数々の問題点を取り上げる報道とそれに対応する変更などが報じられるようになりました。博覧会協会からは、改善点を明確にして近日要望書への回答を行うべく準備中であると一報があったところです。回答の内容は、次回以降の誌面でのご報告を予定しています。
 その他、交差点での安全を推進する取組みの一環として、今年度は歩車分離式信号機設置交差点について、大阪府内の3つの当事者団体(府視協、大視協、堺視協)が連名で大阪府警に要望書(令和7年3月7日付け)を提出しました。この要望には、社会福祉法人日本ライトハウス、NPO法人ヘレンケラー自立支援センター、視覚障害者の歩行の自由と安全を考えるブルックの会、視覚障害者信号機横断プロジェクトの4団体に、要望の趣旨に賛同する旨の書面を添えていただいています。昨年度、大阪府に音響式信号機に関する要望を協力して行った関係団体が、今年度もまた連携して取組むことができたこと、喜ばしく思っています。
 最後に、これまでの継続的な要望が実った動きとして、安全な踏切横断のためのエスコートゾーン整備があります。今年度は、年度当初の予定で45カ所の整備が進められていました。来年度は今年整備に至らなかった箇所を含め33カ所の整備が予定されています。
 来年度以降も、府視協は視覚障害当事者の安心・安全な環境の実現に向けた取組みを行ってまいります。

2.月刊府視協テープ版廃止について


 以前よりお知らせしておりました月刊府視協のテープ版ですが、令和6年12月号をもって、月刊府視協テープ版を廃止させていただきました。新規受付もいたしません。
 テープ版をご愛読の皆様は、デイジー版、墨字版、点字版への変更をお願いいたします。
 変更のご連絡・ご相談は総務課へ。

3.府視協行事予定について


 次の行事日程が決まりましたので、お知らせします。
 8月1日(金)サウンドテーブルテニス大会
  29日(金)ペタビンゴ大会

4.移動支援局より あなたのその一言、その行動が、ガイドヘルパーの意欲を下げる!!

 この4月から「同行援護従業者養成研修」カリキュラムが変わる。ガイドヘルパーが、より我々のためにサービス資質向上を目指すのだ。
では、我々サービスを受ける側のマナーはどうだろうか。
 ガイドヘルパーからこんな事例を聞いた。利用者と自宅近くを歩いていた時「この左角にK薬局があるよね。」と言われた。しかし、見回してもK薬局は見当たらない。「左角にあるのは、S薬局ですよ。」そう伝えると「いや違う!K薬局や。」と強く言われた。「看板もS薬局だけど、」と言ったが、納得してもらえなかった。おそらく本人の勘違いか、店舗が変わったのか。街の様子は我々の断りもなしにどんどん変わっていく。当然のことではあるが、変化の情報はとても重要であることには違いない。だからこそ情報提供が重要になっていく。ガイドヘルパーは、今ある目の前の情報を提供しようとしているのにこのようなことが続き、信用してもらえなければ積極的な情報提供は難しくなるだろう。お互い気持ちよく行動するには我々側にも謙虚さと感謝の気持ちが必要だと感じる。もし、勘違いや記憶違いなら潔く謝る勇気を持とう。
 また、ヘルパーの腕を借りる際、腕でなく、服だけをつかんで歩く場合も不快に感じてしまう。もし、あなたもお気に入りの服の端だけつかんで、「こちらに来てください。」というように服を引っ張られたらどう感じるだろうか。
 次にヘルパーにたくさん荷物を持たせる利用者がいるそうだ。両手にたくさんの荷物を持つと当然2人の幅が広がり、動きも鈍く安全が確保しにくくなるだろう。荷物は、リュックに入れたり、それでも多いなら宅配で送ることも考えよう。相手の立場にもなってお互い快適な外出を楽しんでほしい。ほとんどのガイドヘルパーは、利用者がその日楽しんで笑顔になるのをやりがいと感じているのだから。

5.料理教室のお知らせ


 4月から募集人数は3名となります。
4月の料理教室は「カブを使った料理」、5月の料理教室は「ごぼうを使った料理」です。旬の食材を味わいましょう。
 日時 4月8日(火)・5月13日(火) 午前11時〜午後2時30分
 人数 3名
 持ち物 材料費(900円程度)、エプロン
 申込 3月28日(金)までに総務課へ 

6.女性交流会のお知らせ


 今回、女性部の集まりは、交流会の形で行います。昨年の全国大会でのレポートテーマの「日常生活の一工夫」その他についてなど、楽しく情報交換しましょう。
 日時 5月8日(木) 午前10時30分〜正午
 場所 大阪府立福祉情報コミュニケーションセンター4階会議室1A
 議題 11月の研修会の件、9月の全国大会(新潟県新潟市)の件、意見交換、その他
 定員 80名(先着順)
 申込 4月25日(金)までに総務課スナミまで。

7.第33回グラウンド・ゴルフ大会について


 日時 5月16日(金) 午前10時〜午後4時30分(開会式10時〜)
 場所 久宝寺緑地陸上競技場(八尾市)
[注意点]
 @ 1チーム6名(アイマスク着用選手3名以上)でチームを編成してください。
 A フルの部(前半8ホール・後半8ホール)、ハーフの部(前半4ホール・後半4ホール)で行います。
 B 制限時間を設け、前半後半それぞれ1ラウンド(8ホール)100分までとします。
 C 府視協の丸椅子は貸出できません。携帯イスは持ち込み可能です。
 D 当日は炎天下で暑くなる可能性があります。体力に自信がない方はハーフの部をご検討ください。
★雨天中止(午前6時決定)
 定員 フルの部12チーム、ハーフの部3チーム(1支部2チームまで、締切り後事務局で調整します。)
 申込 規定の用紙に必要事項を記入のうえ、4月11日(金)までに会員は支部長を通して総務課 南まで。

8.三療特別研修会報告


 2月7日(金)に大阪府立福祉情報コミュニケーションセンターにおいて三療特別研修会を開催しました。
 「膝の痛みに対する運動療法」をテーマに、大阪府立大阪南視覚支援学校講師 井上 力先生に研修していただきました。
 参加施術者は男性4名、女性1名でした。
 膝の模型を使った説明の後、井上先生に実技指導をしていただき、その後2台のベッドで施術者と患者に分かれ、実技を繰り返し練習しました。あっという間の2時間でした。
 来年度も、夏期三療研修会・冬期三療研修会・機能訓練指導員研修会・地域三療研修会を開催する予定です。
 一人でも多くの会員施術者の参加を願っております。

9.オセロ大会・囲碁大会結果


 2月14日(金)にオセロ大会、2月21日(金)に囲碁大会を開催しました。結果は次のとおり。(敬称略)
オセロ
 優勝 和田才一郎(東大阪) 
 準優勝 鈴木綾乃(門真)
 第3位 垣野泰彦(阪南)
 審判員敢闘賞 村上修治(寝屋川)

囲碁
Aクラス
 優勝 門脇原生(寝屋川)
 準優勝 千田千恵子(高槻)
 第3位 稲葉明美(寝屋川)
 審査員敢闘賞 林田 健(寝屋川)

Bクラス
 優勝 塩見英子(東大阪)
 準優勝 釘崎由美子(寝屋川)
 第3位 村尾トシエ(東大阪)
 審査員敢闘賞 和田才一郎(東大阪)

10.購買コーナー


@ バンボンドット大(1シート8個入り)  350円(在庫6)
 タッチドット(1シート64個入り)  800円(在庫 オレンジ3・イエロー3)
 目印シールとしてお使いいただけるほか、ドアや扉の戸あたりや傷防止のための緩衝材としても便利です。

A ドイツ生まれの糸通し機(日本製)  1100円(在庫3)
 レバーを押して針に糸を通す機械です。ゆっくりレバーを押すと、針穴は自動的に回転して糸が針穴にスムーズに入ります。木綿針・木綿糸用。

B エニーロック3号 オレンジ 全長22.5cm 1本  190円(在庫8)
        4号 ブルー  全長18.5cm 1本  180円(在庫10)
 袋に差し込むだけで、ピタッと簡単密封できるスティックタイプのクリップです。食べかけのお菓子や、開封した食品の袋を密封できます。おいしさも香りも逃がさない優れもののクリップです。

Cユニプルグ(3個入り)  980円(在庫8)
 コンセントから電源プラグを簡単に外しやすくする商品です。レバーを軽くつまむだけで楽にコンセントから抜け、電源プラグを引っ張る力はほとんどいりません。

D蓄光・反射シール 1枚  1500円(在庫4) 
 夜間歩行安全のために、白杖をより早く認識できるよう反射と、暗闇でも自発光する蓄光材を組み合わせた安全シールです。 白杖に巻いてお使いください。
 送料が別途必要です。在庫数は2月末現在です。お問合せは購買所(06‐6748‐0615)まで。

11.購買コーナーのご利用(来館してのご購入)について


 視覚障がい者福祉センター1階の購買コーナーでは、視覚障害者用具や便利グッズなどの使い方や関連情報をお尋ねいただけます。日常生活用具・補装具の見積書、お手続きに関してもご相談ください。
 なお、「白杖」「パソコンソフト」「プレクストーク」に関する来館予約については、水曜日午後2時〜4時とさせていただきます。
電話番号:06-6748-0615
開館時間は、月曜日〜金曜日午前9時〜午後5時です。お支払いは、現金払いのみです。

12.ご寄附


 匿名 3609円 府視協財政支援募金 2715円
 ありがとうございました。 

13.2月の府視協会務日誌


 6(木) 大阪府障がい者差別解消協議会あっせん型合議体 橋会長 大阪府庁新別館北館4階会議室7 
 7(金) 三療特別研修会 佐藤公昭職業局長 
 10(月) 日視連 令和6年度 第3回全国団体長会議 橋会長(オンライン)
 12(水) 大阪府障がい者社会参加推進協議会 田澤常務 
 14(金) オセロ大会 林文化局長ほか/ふれあいキャンペーン実行委員会第2回企画運営会議 田澤常務 府庁別館1階 
 19(水) 令和6年度 日視連 近畿ブロック協議会団体長会議 橋会長 堺市総合福祉会館 
 21(金) 囲碁大会 林文化局長ほか 
 23(日・祝) 日視連近畿ブロック協議会スポーツ部委員会 藤野体育局長 大阪市 
 25(火)・26(水)・28(金) 同行援護従業者養成研修会 一般課程 橋会長・中井移動支援局長ほか

14.身体障がい者補助犬使用者の募集


 大阪府では、身体に障がいのある方に対して、日常生活動作の補助及び自立と社会参加の促進を図ることを目的として、身体障がい者補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)の使用者を募集します。なお、応募にあたっては、あらかじめ身体障害者補助犬法第3条第1項に定める訓練事業者へご相談ください。

1.募集締切 4月18日(金)必着

2.応募資格
 次の(1)から(7)のすべてに該当する方が対象となります。
(1)下記の障がい種別及び等級に該当する身体障がい者手帳を所持している方。
・盲導犬の使用を希望する方は、視覚障がい1級。
・介助犬の使用を希望する方は、肢体障がい1級又は2級。
・聴導犬の使用を希望する方は、聴覚障がい2級。
(2)大阪府内に居住している方。
(3)満18歳以上の方。
(4)補助犬を使用することにより、社会活動へ積極的に参加し、自立した生活をしようとする意欲があると認められる方。
(5)補助犬の使用、飼育、衛生の確保等について、適切に管理するとともに、それに関わる一切の費用を負担できる方。
(6)補助犬を使用するにあたって、自己の所有にかかる家屋以外の家屋に居住する者にあっては、その家屋の所有者又は管理者等の承諾を得られる方。
(7)育成事業者が実施する所定の訓練を受講することができる方。

3.使用者の選考・決定
使用を希望する方の生活状況、社会活動への参加意思等を総合的に判断し使用者を決定します。

4.費用
(1)訓練期間中
 訓練に要する交通費、宿泊費その他の費用は使用者本人の実費負担となります。
(2)補助犬使用開始後
 補助犬の使用にかかる一切の費用は、全て使用者本人の負担となります。

5.お申込み・お問い合わせ
 募集案内を大阪府HP、市町村障がい福祉担当窓口等で配付していますので、応募資格等を十分確認したうえで、所定の申請書に必要事項をご記入の上、次の申込先あて、4月18日(金)必着にて郵送してください。
〒540‐8570 大阪市中央区大手前2丁目
大阪府福祉部障がい福祉室自立支援課社会参加支援グループ
身体障がい者補助犬担当者あて
電話 06‐6944‐9176
FAX 06‐6942‐7215


15.大阪北視覚支援学校・大阪南視覚支援学校について


@あなたの可能性応援します
 目が悪いからと働くことをあきらめていませんか?
 ご本人のみならずご家族も、悩む前にまずはご連絡ください。
 目指せる資格 鍼灸マッサージ師
 対象 メガネ、コンタクトをしても視力0.3未満の方、視力0.3以上でも視野の狭い方
 問合せ 大阪北視覚支援学校(電話06‐6328‐7000)、大阪南視覚支援学校(電話06‐6693‐3471)

A子どもの目のこと、見え方が気になる方へ
 見えにくさのあるお子さまのいる保護者のみなさま、日常生活や遊び、学習についてなど、一緒に考えてみませんか。
 問合せ 大阪北視覚支援学校教育相談係「こぐま教室」(電話06‐6328‐7000)、大阪南視覚支援学校幼稚部または教育支援室(電話06‐6693‐3471)

16.第9回視覚障害女性の相談会のお知らせ


 第9回視覚障害女性相談会を、3月21日(金)東京・西早稲田の日本視覚障害者センターで対面と電話にて行います。視覚障害女性が社会生活をしていく中での諸問題が対象です。例えば生活福祉にまつわる問題はもちろん、情報がなくどこに相談したらいいか分からない、男性には相談しにくい問題、セクハラや性被害問題、親や配偶者亡き後の相続や老後問題、子育てや教育問題など、幅広い問題に対応します。
 それらの悩みや問題について、当事者である経験豊かな女性相談員が一緒に考えてくれます。心理面での悩みや問題については、公認心理士の資格を持つ相談員が、人権侵害や虐待問題、法律上のトラブルなどについては女性弁護士が相談にのってくれます。費用は無料です。お気軽にご相談ください。匿名での相談も可能ですが、事前予約を原則と致します。
 現在、電話とメールでの相談を受け付けています。相談の時間は、10時〜12時、13時〜16時。相談時間はより多くの方の相談を受けるため一人30分を目安とします。なお、年4回相談会を開催していますが、お急ぎの場合は随時相談を受け付けております。
相談予約・問い合わせ先は「日視連総合相談室」(電話03‐3200‐1102、メールsoudan@jfb.jp)

17.ファインプラザ大阪 第11回サウンドテーブルテニス大会結果


 2月11日(火・祝)に開催され、本会会員が入賞されましたのでご報告します。(敬称略)
 T部アイマスクあり女子の部
  準優勝 石倉美栄子(豊中)
 
 U部アイマスクなし男子の部
  優勝 奥山徳治(和泉)
  第3位 山本 進(茨木)
 おめでとうございます。

18.テレビの副音声解説付き番組の紹介


 毎月1日〜末日までのものを本会ホームページで案内しております。ご利用ください。
http://www.fushikyo.or.jp/hukuonsei.html

19.コマーシャル


 行きたいときに 行きたいところへ 福祉のまちづくりとともにあゆむ
株式会社エクシオテック
HP:http://www.exeo-tech.co.jp/
【大阪オフィス】
〒540-0026 大阪市中央区内本町2-2-10  協和エクシオ大阪内本町ビル5F
TEL:06-4301-3269 
FAX:06-6966-1351


昭和51年10月20日 第3種郵便物認可
本誌は大阪府共同募金会の助成をいただいています